冷えをとる「気のトレーニング」
しつこい冷えも完全にとれる!心身の「とらわれ」「こだわり」を「気のトレーニング」で解放する!
誰にでもできる実践的な「行法」、足の指の行法、手の指の行法、按腹の行法で冷えしらずになれる!!
著者:早島妙瑞
出版社:さくら舎
発売日:2017/11/9
ページ数:208p
ISBN-10:4865811257
ISBN-13:978-4865811254
書籍JANコード:1922075014005
冷えをとる「気のトレーニング」 ≪はじめに≫ご紹介
「私って、いつも手足が冷(つめ)たくて、みんなからびっくりされるの」
「足が冷(ひ)えているから、寝るときでも靴下をはいているわ」
「お風呂(ふろ)に入っても、出たらすぐに冷たくなってしまうのよ」 これらは、「冷え」のごく一例です。
そうした冷えの悩みを抱(かか)えている人から、私はよく相談を受けます。女性だけではありません。男性からの相談も少なくありません。
冬になると、手足が冷えて眠れないという人もいます。こうした人たちは、いわゆる「冷え性(しょう)」です。
冷え性の人は、いくら厚着(あつぎ)をしたり、部屋の温度を上げたりしても、からだ(身体)の内部が冷えてしまっているので、どうしようもありません。冷えは、もちろん、冬場だけの問題ではありません。真夏なのに厚手(あつで)の下着(したぎ)が手放せない、という人も少なくありません。
たとえば夏のオフィスの冷房は、デスクワークで部屋に閉じ込められている人にとっては大敵(たいてき)です。冷房は、噴出口から冷気が出るので、オフィスのデスクの位置によっては、肩や首が冷気に直撃される場合があります。
これは通勤電車の中でも同じです。このために、からだを悪くする人も多いはずです。オフィスの冷房がいやなあまり、「夏のあいだだけは、会社を休みたい」という人もいます。
からだを冷やしすぎると、夜に眠れなくなったりして、体調を崩しやすくなります。血行(けっこう)が悪くなるため、腰痛や肩こり、手足のしびれ、むくみも起きます。生理不順などの悩みにつながるケースも少なくありません。
このように、日常生活で生じた冷えは、知(し)らず識(し)らずのうちに体内に宿(やど)る傾向があります。リューマチ、神経痛といった病気は、ほとんどの場合、こうした冷えが原因となっています。「冷えは万病(まんびょう)の元(もと)」(冷えはあらゆる病気の原因になる)ということわざがあるほどです。
気温と健康の関係は、毎年発表される全国百歳以上のお年寄りの居住地を見ても明らかです。
長寿の理由としては、食生活も大きな関係があることがわかっていますが、温暖な気候の土地というのも欠かせません。たとえば、沖縄は長らく長寿県の代表として有名でした。
また、さまざまな国に移住した日系人の中でも、ハワイ在住の日系人は、長寿で知られていました。
このように、冷えは、からだにさまざまなトラブルをもたらす元凶ですが、「気のトレーニング」を実践すると、冷えをとることができるのです。そして、からだと心が元気になり、しかも若返ってくるのです。
つまり、「気のトレーニング」は、冷えをとり去る秘訣(ひけつ)ということにとどまらず、健康と若々しさの秘訣なのです。その秘訣を実践することによって、これまで多くの人が、心身がととのい、若々しくなり、そして人生が大きく変わってくることを証明しています。
「気のトレーニング」の根本にあるのが、「TAO(タオ)(道どう)」と「気」です。
「TAO」と「気」は、いま、世界中で大きな注目を浴びている、とても古くて、そしてとても新しい存在です。本書では、「TAO」と「気」の、その悠久の実践哲学の意義、そしてその驚くべきパワーの秘密を明らかにしていきます。
この本を通じて、冷えをはじめとする、さまざまな心身の悩みを解消し、元気が湧いてきて、からだを若返らすことのできる、驚異の「気のトレーニング」の魅力に触れていただきたいと存じます。
そして、本当の健康とはどんなものなのか、そして本当の幸せな生き方とはどんなものなのか、ということを知って、明るい人生を開いてください。
冷えをとる「気のトレーニング」 目次
はじめに
第1章 からだの悩みは、すべて冷えが原因
冷えがもたらす害を見過ごしていませんか?
病気にかかるのは、自然なことではない
からだのクセや仕事による不調を解消
からだを温める「足の指の行法」
冷えは「美容の大敵」
「気のトレーニング」で冷え性が治った
「気」のパワーと「道」(タオ)の思想
「無為自然」という考え方
老子と荘子という哲学者
「老子」は「偉人な人物」を意味する
「とらわれ」や「こだわり」から解放していく
心に壁をつくって隠している人
自然の運行に合わせて生きていく人と、そうでない人
人の金を奪いとった男が述べたこと
まわりのことが目に入らなくなる理由
心とからだをともに磨く
「気のトレーニング」には三つある
「導引術」は古代中国で生まれた不老長生術
導引が「導引術」という、画期的な修練の体系に発展した
導引術の効果の秘密
動功術で「気の交流」をする
洗心術で心を洗う
からだに病気があるにもかかわらず、認めたがらない人
心とからだは別々のものではなく、密接につながっている
心身を健康にする究極の方法
第2章 冷えをとり去る「気の導引術」の驚異
「先天の気」を大事にして「後天の気」を蓄える生き方
タオイズムの「過ぎない生き方」
「気の毒」という言葉が意味するもの
「元気」と「気の薬」
大切なことに「気づく」ようになる
渋沢栄一に見る「気」と健康長寿
冷えについて注意を払っていた貝原益軒
「養生」とは、どういうことか?
秀吉の出世の第一歩は主君・信長の冷え防止から
冷えと「気」の関係
「気」を大切にする自然の健康法
動物の真似と「導引」
「導引」から「導引術」へ
導引術は、症状別に、的確に対応する
肥満で冷え性などに悩まされ続けたTさんの場合
「按腹の行法」、冷え性に悩まされ続けたのが嘘のよう
元気になるカギは導引術
冷えが入り、「気」のバランスを崩した
「足の指の行法」で全身に「気」がめぐる
「手の指の行法」で全身に「気」がめぐる
第3章 「気のトレーニング」で冷えをとる秘密
冷え性は、「気血」の流れの衰えを示している
冷えがあったのに、それがわからない「からだ」だった
男の子の冷えは要注意
「気の流れ」に問題があった
「気のトレーニング」の導引術で、肩こりを起こさなくする
冷え性の仕組み
「疲労物質」の正体とは
「気の流れ」を活発にすれば邪気が消える
第4章 「気」と「酒風呂」の超健康法
入浴が「気の流れ」を活発にしてくれる
「気の流れ」を活発にすれば、病気も治せる
早島天來先生の、導引調査の旅
台湾の人たちの健康管理
導引術の驚くべき効果
酒風呂の健康と美容の効能
冷え性の大きな原因は、足の冷えにあり
風邪を治す「腰湯の行法」
腰湯の入り方
疲れがとれて、美容効果もある酒風呂
酒風呂が理想的な、その理由
酒の「気」が入浴効果をぐんと高める
酒風呂の入り方
酒風呂の、お湯の温度
はじめて酒風呂に入った人が驚くこと
第5章 精気がみなぎるようになる「導引術」
肥満の人は、酒風呂で「邪気」を追い出すとよい
著名人も絶賛する酒風呂
素肌を美しくする酒風呂
精気のみなぎる肌にしてくれる酒風呂
胃腸の働きをよくする「按腹の行法」
すっきり無理なくやせるには
お腹のぜい肉をとる行法
背中のぜい肉をとる行法
肩と腕のぜい肉をスッキリ
外小葉の行法
内小葉の行法
美しく若々しい肌をつくる効果
「気のトレーニング」で、冷えを克服
第6章 慢性病を治す秘訣
便秘や宿便は最大の敵
按腹をして、排便を進める
按腹で胃腸を若くする
内臓下垂を治し、排出機能を活発にする
肝臓病を治すために
肝臓が発している危険信号
肝臓の「気の流れ」を活発にする
肝臓と胃の行法
腎臓の病気が増えた理由
顔の色でわかる腎臓病
腎臓の行法
腎臓の摩擦
膀胱系の摩擦
痛みをとるための入浴法
心臓病を治すために
心臓の行法
酒風呂だけで、長年の冷えがとれた
午後になると下半身がむくむ原因は、冷え
もう一口食べたい、というクセをやめる
「気のトレーニング」で食べ方を変えると、顔も変わる
ゆったりと楽しく食べるようにする
「食相」がよくなるコツ
「気のトレーニング」で、「無為自然」の美しさへ
第7章 元気になり若返る方法
ヘそは、洗って清潔に
坊主頭若返り法
顔のシワが伸び、肌がつやつやになる
水虫のてごわさ
水虫が自然に治ってしまう、最も効果的な方法
魚の目にも効果
赤ちゃんのための入浴法
秋になると体調を崩しやすいのはなぜ?
夏と秋では、生活の仕方を変える必要がある
季節に沿った「気のトレーニング」がある
洗心術で、何があってもゆらがない、不動の心を
第8章 「気のトレーニング」で人生が変わる
「気」で本当の美しさを磨く
導引術できれいになる秘密
本来は二重なのに、一重である理由
道家の観相術で運勢が見える
運勢がよくなる秘訣
顔もからだも「気」ですぐに変わる!
自然の流れに沿う、心とからだをつくる
最も美しいのは健康な姿
タオで、自分だけの美しさを磨く
からだの内側から輝いてくる秘密
本当の幸福を手に入れる最高の方法