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タオのひけつ 〜無為自然の心と身体が人生をひらく〜
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タオのひけつ 〜無為自然の心と身体が人生をひらく〜

タオのひけつ

心とからだを改造し、
運命を自分で切りひらく『タオ』の法則



著者:早島妙瑞
出版社:学研パブリッシング
発売日:2010/10/12
ページ数:286p
ISBN-10:4054047351
ISBN-13:978-4054047358
書籍JANコード:1920014018008
 


 タオのひけつ≪はじめに≫ご紹介 
 

天地自然の道「タオ」

あなたはいま幸せですか?  なぜ、私がこのようにお尋ねするかというと、実は、人間は幸せで、楽しい前向きな生き方をすると、どんなにたいへんなことがあっても、それを乗り越える力が湧いてくるからです。

いかに環境が厳しくても、自分自身が幸せを自覚して、楽しい日々を過ごし、そこに笑顔があれば、天の運気が、必ずあなたを幸せな方向に進めるように導いてくれます。

その運気をもたらすもの。それが天地自然の道「タオ」なのです。

きっとあなたは、この「タオ」という言葉をお聞きになったことがあると思います。

紀元前六世紀ごろの中国で生まれたといわれる老子(ろうし)と、その思想を受け継いで発展させた、紀元前四世紀ごろの人といわれる荘子(そうし)。その二人の教えである「老荘(ろうそう)の道」もしくは「老荘の学」は、「道(どう/TAO)」という言葉に集約されます。

古代中国の人々は、天地自然、動物、人間などすべてが、大きな「道」という流れに沿って動くものと考えました。道とは、すべての動物や人間や自然をはぐくみ導く、真理の流れともいうべきものです。

 

「我執」にとらわれない

人間は、自然に反した生き方や生活をしていると、かならず悩みが出てくるものです。
 「夜ほとんど眠れない」
 「人とうまくつきあえない」
 「いつもイライラする」
 「毎日さびしい思いに襲われる」
 「将来のことを考えると、不安でたまらない」
 ……あなたは、そんな悩みをいだいていませんか。それは、心が自分本位の欲望にとらわれていることが原因です。

そのように悩みに直面している人というのは、ひとことでいえば、物欲や愛欲、名誉欲などに振り回され、財産や地位や成功などに執着しているものです。

このようなとらわれに心を縛られているままでは、体の気のめぐりも悪くなって、不調が出ます。すると、ますます気持ちがふさぐという、悪循環におちいってしまうのです。

そのとらわれこそが、「我執(がしゅう)」です。

「我執」については、おいおい説明していきますが、タオの教えでは、我執とは、自分中心の狭い考え方にとらわれていることを言います。我執にとらわれない、明るく楽しく、無為自然(むいしぜん)な生き方である「道」、すなわちタオの考え方こそが、すべての人にとって、とても大切なことなのです。

タオの教え、タオの思想のことを、タオイズム(TAOISM/老荘思想、老荘の道)といいます。あなたが、その生き方について理解し、それを根本において人生を送るようになっていくと、毎日の生活で心に積み重なっている疲れや、知らず知らずのうちに抑えつけている感情などが、やさしく解きほぐされていきます。

 

『老子』は『聖書』とならぶ不滅の古典

のちほど老子については解説しますが、老子の代表作である『老子』は『聖書』についで、世界中で数多く翻訳されている本といわれています。

『老子』は、上巻と下巻の八十一章からなる本です。
上巻の第一章が「道」(道の道とすべきは、恒(つね)の道にあらざるなり…)にはじまり、下巻の最初にあたる第三十八章が「上徳」(上徳は得ならず、是をもって徳あり…)ではじまるところから、『老子道徳経』あるいは『道徳経』『道徳真経』とも呼ばれています。

この「道徳」は、『老子』のキーワードのひとつですが、「宇宙には人為のおよばない法則(道)があり、万物はその道から本性(徳)が与えられる」という意味であって、いわゆるモラルを意味するものではありません。

『老子』には、もともとは章立てはなく、五千数百字の珠玉の言葉で綴(つづ)られているため、『老子五千言』との別名もあります。  それはまさに人類の古典の中の古典であり、その言葉は悠久の叡智の結晶です。

「道」、そして「無為自然」をはじめとする、その老荘の教えを、本を読んで単に知識を得ようとするのではなく、それを実際に人生に活かし、現実の場に活用し、真理として日々の生活で行じることが肝心です。

 

道は用いてはじめて価値が生じる

そのための修行や研鑽を行なうセンターが、日本道観です。日本道観では、後述する三つの「気のトレーニング」によって、心と体を同時に修行し、そして運命を切り開いていくための、具体的な道と方法を明確に示しています。

それは、三千年にわたって脈々と伝えられ、かつ深化してきた道家の考え方と行法を、日本道観の始祖であり、初代道長であった早島天來(はやしまてんらい)(筆名・正雄)先生が体系化したものです。

タオは万物の根源を現す「道」であると同時に、人の道でもあります。

現代は、あれこれ頭で考えすぎて行動をしない人が多いのですが、思想や考え方というものは、それが真理であるならば、実際に日々行じられて、人生に役立ってこそ、ほんとうの意味があるのではないでしょうか。

そのことについては、『老子』第三十五章に、「道は用いてはじめて価値が生じる」と記されている通りです。

この本は、そうした老子につながる道家の教えをかみくだいて説明をしていきながら、心と体の「気の健康法」を具体的に紹介して、あなたの人生が明るく輝くようにガイドをしていくものです。
きっと、あなたが天の運気をいただきながら、自分の力で人生を開くための、大きな助けになると思います。

 



 タオのひけつ 目次 

はじめに
 天地自然の道「タオ」
 「我執」にとらわれない
 『老子』は『聖書』とならぶ不滅の古典
 道は用いてはじめて価値が生じる

第一章 無為自然の生き方
 「道」とはどんなものなのか
 道家と道観
 ありのままに楽しく豊かに
 四季の生き方がある
 大器晩成というあり方
 無為自然に生きる
 術と道について
 「放かす」ということ
 人間の本来の姿は陽気
 「長い耳の人」老子
 道家の思想を体系づけて生まれた老子
 荘子とは、どんな人物か
 「胡蝶の夢」という有名な寓話
 無用の用を説いた荘子
 幸せになる明るい道
 欲に振り回されない
 差別感が我執をつくる
 美しく咲き誇る花を見て
 人間も自然の一部
 タオの自由な境地を詩にした陶淵明
 自由な生き方、自由な発想
 大昔はみんなタオイストだった

第二章 心を洗う洗心術
 「洗心」によって、本来の自分に帰る
 赤ちゃんが最も強い理由
 現代人のための玄談
 心を洗うことの大切さ
 才能も開花していく
 頭の切り換えができるか
 「性命双修」という生き方
 体と心の両面から「気」を整えていく
 心の悩みを解消する
 肉体を通して考える
 まず体から癒していく
 我執から自由になれる
 「お父さん」と言えなかった女性
 なぜ大勢の人の前で悩みを話すとよいのか
 すべての答えは自分の心の中にある
 親子が変わった
 幸運は我執を放すことからはじまる
 極端なあがり症の原因
 人に十回笑われれば、心が十回磨かれる
 「放かす」という生き方
 楽になり楽しくなっていく
 我執がなければ人生は楽しい
 赤子の悟り

第三章 宇宙に満ちる気
 気とタオイズム
 宇宙の隅々にまで満ち満ちている気
 気のパワー
 我執とは何か
 すべての人に好かれようと思うことは不自然
 自分に無理をしないこと
 「気が合わない」原因
 気の流れを良くする
 天來大先生の気のこもった字
 天地自然の気をいただいて
 道家の修行とは
 すべての素は気である
 焦らずに生きていく

第四章 導引術という超健康法
 大宇宙の気を受けて
 体に染みついた悪いクセを取り除く
 気の導引術
 気のめぐりをよくする健康法
 馬王堆の導引図が与えた驚き
 生きているかのような遺体
 導引は道家の修行法
 名医華陀による「五禽戯」
 漢方医学の原典『諸病源候論』
 日本に渡った導引
 『養生訓』が推奨する導引
 俳人医師・上島鬼貫
 松平定信も導引の力を認めていた
 長いあいだ忘れ去られていた導引医学
 気の療法で近所の人々を救っていた養父
 あまりにも若い仙女や仙人たち
 道家思想を抱いた武道家として
 台湾で驚愕された導引術
 導引術の基本的な考え方
 健康の秘訣
 導引術の効果
 体に溜まった邪気が抜けていく
 健康法を越えた健康法
 気持ちのいい生き方を、身をもって覚えていく
 くよくよ反省しすぎる必要はない
 気の健康法
 健康な睡眠と導引術
 バラ色の素肌になる
 肌のトラブルは危険信号
 導引術で運命を切り開く
 酒風呂健康法
 「百薬の長」による効果

第五章 健康武術・道家動功術
 健康を増進する武術・道家動功術
 「力を抜く」ということ
 道家動功術が確立されるまで
 道家動功術は生き方の修行となる
 親子で道家動功術を
 道家動功術は護身術ともなる
 大声を出していると自信がつく
 体の不要なクセをとる
 対立しない生き方
 闘わずして勝つ
 腹脳で考える
 三つの行法で腹脳を開発する
 腰が決まっていく

第六章 ありのままに生きる
 矛盾している自分の姿
 自分の欠点を生かす
 無理をする人と、素直な人
 助けあうことで人間関係が深まっていく
 欠点は直さなくていい
 欠点に秘められた長所を磨く
 我執を放かしてパワー全開
 『荘子』の寓話「朝三暮四」が意味するもの
 「人とうまく話せない」という悩み
 ありのままの自分を出す
 本心からの言葉は相手の心にスッと入る
 無理に飾らず、自分のままに
 洗心術で生理痛が治った
 「よいこと」を見つけて自分を変えていく
 失敗したときこそ幸運にめぐりあえる
 よい方向に気の力を向けていく
 杞憂するかわりに気の活用を
 百里の道も一歩から
 大切なことが見えてくる
 人間関係の不満を解決する
 相手を素直に受け入れられる
 上司になったつもりで考えてみる
 「わだかまり」が溶けていく
 ケンカならば外でする
 次の一歩を見据えておく

第七章 明るい人生を送るコツ
 ストレスの原因は自分にある
 常識にとらわれない生き方
 楽に生きられれば自信はいらない
 我執をとれば潜在能力が湧き出してくる
 夫婦間の悩み
 自分から踏み出してみよう
 野生動物にもどってみる
 マイナス思考を手放して明るくなる
 イヤなことはイヤと言う
 怖がらず率直に語ること
 器に沿う水のように
 あなたが変わると相手も変わる
 心の持ち方で冷えは解消する
 自然と一体になった生き方
 発想の転換も大切
 大道廃れて仁義あり
 二人の羊飼いの話
 真面目な人の呪縛を解き放す
 ネガティブな体験のもたらすもの
 仕事に「好き」を見つける人
 自分を支える大きな自信に変わっていく
 そのままの自分を素直に好きになる
 仕事がうまくいく人の条件
 現われた壁を突き破る勇気
 怒られることの意味
 石が丸くなる
 心のとらわれを捨てて生涯現役を楽しむ
 思い込みを捨てる
 足るを知るということ
 玄米食の体験を通して
 素直に受け入れることが大切
 誓いを立てて願う
 あらゆることに柔軟に対処する
 チャンスがあったら積極的につかむ

あとがき
 天地自然の「道」に助けられて
 人生は出会うことすべてが宝である
 明るく楽しい人生を開く鍵
 体は温かく、そして志は熱く

 

価格 : 1,980円(税込)
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